NAME
Qudo::Manual::JA::Tutorial - Qudo's sample code document lang:ja
DESCRIPTION
QudoでJobを処理するためには、ClientとWorkerを作成する必要があります。
ここではサンプルを用いながら、それぞれの作成方法について解説していきます。
まず始めに
Qudoを使うにはデータをストアするためにQudo用のデータベースを設定する必要があります。 現在対応しているRDBMSは「MySQL」,「SQLite」,「PostgreSQL」です。
スキーマのsetupでは付属のqudoコマンドで行ってください
client
QudoでJob Queueingを行うクライアントは以下のように書きます
# in your script:
use Qudo;
my $client = Qudo->new(
driver_class => 'Skinny', # DBIx::Skinny
databases => [
+{
dsn => 'dbi:SQLite:/tmp/qudo.db',
username => '',
password => '',
}
],
);
# enqueue job
$client->enqueue("Your::Worker::Mail", { arg => $user->email, uniqkey => $user->login_id});
まずQudoのオブジェクトを作成します。
JobをQueueingするデータベースを指定してオブジェクトを作成します。
Qudoでは複数のデータベースへの接続をサポートしています。
オブジェクト作成時の第二引数は必ず、データベース接続情報のhashrefを配列にして、
そのリファレンスを渡す形にしてください。
作成したオブジェクトを元にJobをenqueueします。
enqueueメソッドの
第一引数はJobを処理させるWorkerのpackage名
第二引数はWorkerが使う引数の情報
この例の場合、Jobを処理するクラスとしてYour::Worker::Mailを指定し、
処理させる引数として$user->email(メールアドレス)を指定し、
Jobのユニークキーとして$user->login_id(ログインID)を指定しています。
その他第二引数のhashrefに指定出来るオプションとしては、以下があります
run_after … ここに秒数を指定することで、現在から何秒後に処理を開始させるかを指定出来ます。
priority … ここに優先度を指定することで、その種類のjobの中でpriotiry値が高いものから順に処理がされます
クライアントが行う処理はこれだけです。
あとはこれから作成するYour::Worker::Mailが処理してくれます。
worker
queueingされたJobを処理していくworkerを作成します
package Your::Worker::Mail;
use base 'Qudo::Worker';
sub work {
my ($class, $job) = @_;
print $job->arg; #print $user->email;
# send mail process...
if ($cannot_send_mail) {
die "cannot send mail: reason"; # the message is logged to exception_log
}
$job->completed; # finished job!
}
1;
Qudo::Wokerを継承したクラスを作成し、
『必ず』workメソッドをオーバーライドしてください。
workメソッドの第二引数にはJobの情報が丸々わたってきます。
$job->argメソッドでQueueingする際に指定した、Workerに使ってほしいと指定された引数情報が格納されています。
次に、 workerを起動するスクリプトを以下のように用意します
# ex) qudo-worker.pl :
use Qudo;
my $worker = Qudo->new(
driver_class => 'Skinny',
databases => [
+{
dsn => 'dbi:SQLite:/tmp/qudo.db',
username => '',
password => '',
}
],
manager_abilities => [qw/Your::Worker::Mail/], # set worker
);
$worker->work(); # boot manager
# work work work!
clientと同じようにワーカーが使うデータベースを指定してQudoのオブジェクトを作成します。
この時にmanager_abilitiesの引数をつかって、
このworkerが管理するWorkerクラスを指定します。
$worker->work()メソッドを呼び出すことで、
JobがQueueingされる毎にWorkerクラスを呼び出して処理させています。
基本的にはこれだけです。
簡単でしょ:)
workメソッド内では無限ループが発生し、JobがQueueingたびにJobに対応するWorkerに処理が移譲されます。
Driver
QudoではJobをstoreする仕組みを差し替える事ができます。
デフォルトではDBIx::Skinnyを利用しRDBMSを利用したDriverが使われます。
Skinny以外にはDBIをサポートしています。
DriverもHookやPlugin同様、好きに書く事ができますので、DBICが使いたい人、CDBIを使いたい人、Data::Modelを使いたい人など色々有ると思いますので
好きに書いてください:)
書いたら教えてもらえるととてもうれしいです:)
好きに書いたDriverは
Qudo->new(
driver_class => 'Your::Driver',
databases => [
+{
dsn => 'dbi:SQLite:/tmp/qudo.db',
username => '',
password => '',
}
],
);
driver_classに設定することで使う事ができます。