NAME

antipop 式 Module::Setup 勉強帖

DESCRIPTION

yappo が Module::Setup の実装内容を忘れかけてるので antipop 式勉強法で実装内容を勉強するドキュメントだよ。

用語

Module::Setup で頻繁に出てくる用語の定義

flavor

フレーバー flavour じゃないのに深い意味は無い。

module-setup コマンドでファイル構造を作るときの大元となるテンプレート群の事を flavor と呼ぶ。

skeleton

module-setup New::Module コマンド等で flavor から作られたファイル構造の事を skeleton と呼ぶ。

global_config

~/.module-setup/config.yaml にある、全 flavor で利用される config

global_plugins

~/.module-setup/plugins 以下にある、全 flavor で利用される plugin

pack

~/.module-setup/flavors/foo 以下に展開されてる flavor のテンプレートファイル群を、持ち運びし易いように一つの package file にまとめる事や、纏まったファイルの事。

pack_flavor などなど。

additional

~/.module-setup/flavors/foo 以下に flavor template を展開した後に、さらに別の flavor.pm を、その foo flavor に追加する事が出来る。

使う為には config.yaml にて Plugin::Additional を使うようにしておく。

パラメータ等

.module-setup ディレクトリの場所

コマンドラインでは

module-setup --module-setup-dir=/foo/bar

組み込みでは

my $pmsetup = Module::Setup->new(
    options => {
        module_setup_dir => '/foo/bar',
    },
    argv    => [qw/ New::Module foo_flavor /],
);

環境変数では

$ENV{MODULE_SETUP_DIR} = '/foo/var'

とする。

ファイルパスの扱い

module-setup でよく使われるファイルやディレクトリは Module::Setup::Path 以下の名前空間のモジュールにて処理できる。

基本的な処理は Module::Setup::Path::Base で実装されており、 path_to やら file を探したり、そのPath存在チェックなどである。

Path

基幹的なディレクトリ ~/.module-setup を表す。 中には Flavors, Plugins, Config が含まれている。

Config

設定ファイルのload/save処理

Dir

Path:Class::Dir + 拡張された mkdpath が実装されている。

File

Path::Class::File を継承している

Flavor

~/.module-setup/flavors/foo の foo 以下を表す

Config, Template, Plugins, Additional を含んでいる

Flavors

Additional

Template

Flavor に属してる

~/.module-setup/flavors/foo/template

Plugins

Flavor に属してる

~/.module-setup/flavors/foo/plugins

プラグイン

プラグインとは Module::Setup::Plugin な名前空間で提供される hook point に応じて様々な処理を行える。詳しい hook points は Module::Setup::Plugin 見た方が速い。

~/.module-setup/config.yaml の plugin セクションに書くと、flavor, skeleton を作る時には必ずloadされる用になる。

global な config とは別に flavor 内の ~/.module-setup/flavors/foo/config.yaml に書くと、そのflavorを処理するときだけloadされる。

テンプレートの継承

package Module::Setup::Flavor::CodeRepos;
use strict;
use warnings;
use base 'Module::Setup::Flavor';
sub loader {
    my $self = shift;
    $self->import_template('Module::Setup::Flavor::Default');
}
1;

のようなコードを書く事で、この場合だと Module::Setup::Flavor::Default を継承した flavor を作る事ができる。

template が入ってる DATA セクションでは、親の flavor template に Unified な patch をあてられるようになった。 その場合は Patch をあてたい file section に template ではなくて patch という key でパッチを記述する。

追加変更があるテンプレートだけ記述する事が可能。

モジュール別の役割説明

Module::Setup

module-setup コマンドが使ったり組み込み用途で使う物ですね。

起動フェーズ

Module::Setup->new->setup_options->run;

の通り、 new で instance 作って setup_options でコマンドラインオプションを解釈して run で処理を実行します。

組み込みの場合は setup_options を呼ばずに直接 run するんだけど、その場合は new に options と args を渡す必要がある。

# module-setup New::Module foo_flavor 相当の組み込みコード
my $pmsetup = Module::Setup->new(
    options => {
        # ここに GetOptions で取得するべきパラメータを入れる
    },
    argv    => [qw/ New::Module foo_flavor /], # ここは GetOptions で取れなかった残りかすをいれる。
);
$pmsetup->run; # create New::Module module with foo_flavor flavor

pack_flavor

指定した flavor を指定した package name で pack する。

Module::Setup::Devel

module-setup コマンドから flavor を開発する為に用意された機能がまとまっている。 flavorのディレクトリ構成の作成、テスト、pack化までを一元で行う。

create flavor

module-setup --devel FlavorName

で、 FlavorName という flavor を作る事ができる。

cd FlavorName

して、ディレクトリ移動して、flavorの作成を行う。

test flavor

flavor のディレクトリの root にて

module-setup --devel --test

とすると、 t/all.t を自動的に作って、意図した flavor が作れてるかテスト出来る。 テストを行うには config.yaml を編集する。

作り立ての flavor には

---
class: FlavorClassName
module_setup_flavor_devel: 1plugins: []
testdata:
  dirs:
    - testdir
  files:
    - file: testfile.txt
      likes:
        - hel+options
        - FlavorClassName 
 module: MyApp

となってるので、 testdata 以下を編集してテストケースを追加する。

config->{testdata}->{dirs} は、 flavor にて作られるディレクトリを指定する。

config->{testdata}->{files} は、flavor にて作られるファイルを指定する。

config->{testdata}->{files}->[]->{file} に、作成されるファイル名を

@{ config->{testdata}->{files}->[]->{likes} } に、そのファイルの中に出てくる文字列の正規表現を入れます。これは複数個入れらます。

dirs と files は、 flavor で作成される物と完全に一致しないとテストが性交しません。このテストの実装は Module::Setup::Test::Flavor にてされてます。

pack flavor

現在の編集中の flavor をその場で pack できます。

module-setup --devel --pack

単独実行可能形式にするには下記のとおり。

module-setup --devel --pack --executable

Module::Setup::Distribute

与えられた flavor template を元に skeleton を作成する。 1 file/dir ごとに作る。

Module::Setup::Path

file path 周りを扱う